千葉県船橋市にある「ふなばしアンデルセン公園」に行ってきました。
アンデルセンの童話の世界やデンマークの風景を再現した公園で、
週末には多くの家族連れでにぎわいます。
広い敷地内には様々なゾーンがあって
アスレチック遊具や自然散策、夏場は水遊びなど楽しめます。
そんななか最近うちの上の娘がハマっているのが
「こども美術館」地下1階の「アンデルセンスタジオ」で行われている
「演劇参加体験ワークショップ」です。
子ども達がアンデルセン童話の世界に入り込んで、童話の登場人物になりきり
創造力や表現力を育む貴重な体験ができます。
普段は見られない娘のちょっと緊張した様子に「あ~成長しているんだなぁ~」
と、感慨深いのですが…。
そんなわけで、今回で4回目の参加の様子をお届けしたいと思います!
ふなばしアンデルセン公園
船橋市の北東部にあるアンデルセン公園。
オリコンの ”テーマパーク顧客満足度ランキング” で東日本 第4位になったことがあるそうです。
なぜアンデルセンなのかというと、アンデルセンの生まれ故郷 デンマーク、オーデンセ市と船橋市が姉妹都市になっているのだそうです。
5つのゾーン
アンデルセンの童話の世界をモチーフにした「メルヘンの丘ゾーン」

デンマーク、オーデンセ市の博物館にある1800年代の風車を手本に組み立てられた ”粉ひき風車”

橋のかかる ”太陽の池” 貸しボートにも乗れます。
季節の花が咲く 「城の丘ゾーン」

2.5メートルの ”ハートのトピアリー” 写真スポットです。

お城もあります。”花の城レストハウス” 休憩所になっています。
アスレチックや遊具、夏場には水遊びもできる「ワンパク王国ゾーン」

巨大すべり台の ”ワンパク城” コロコロの付いたすべり台でお尻が熱かゆくなります。

”森のアスレチック” とにかくアスレチック遊具がたくさんありこれだけで一日遊べます。

夏場は ”にじの池” で水遊びもできます。

巨大ボールプールの ”ワンパクボール島” 上の娘が1歳の頃ここから離れようとせず、一日ここで終わったことがあります。(笑)

”ポニーの広場” で乗馬体験。なんと一周 100円!
「自然体験ゾーン」でお散歩

森の中の散策路。

グリーンウォークでリフレッシュできます!
「こども美術館ゾーン」で童話の世界に入りこもう!
さて、今回のメインイベント。「こども美術館」での童話演劇体験です。
「こども美術館ゾーン」には様々なワークショップがありいろいろな創作活動が体験できます。

こんなキーホルダーを作っていました。

「アンデルセンスタジオ」へ急げ!!!
この日は「今日は ”親指姫” と ”すずの兵隊” 両方参加したい!」という上の娘の要望を叶えるべくアンデルセン公園を目指したのですが…。
出発が遅くなってしまい南駐車場への到着時刻が 10時43分。午前中におこなわれる ”親指姫” の受付時間が 10時50分まで、プログラムの開始が 11時。
間に合う気がしません…。
プログラム概要

スケジュール
午前の部 演目「親指姫」
予約受付 :10:50 まで こども美術館内受付にて
プログラム時間 : 11:00~12:30
午後の部 演目「しっかりもののすずの兵隊」
予約受付 :13:50まで こども美術館受付にて
プログラム時間:14:00~15:30
年齢
満 4歳 ~ 中学生
下の娘ちゃんはあと 2年ちょっと。
料金
ひと演目 300円
このプログラムで1時間半楽しめて 300円!1000円以上払う価値あります
駐車場から猛ダッシュ
言い忘れてましたが、妻がこども園の面談で後から合流だったため、下の娘ちゃんを抱っこ紐に抱えたまま南駐車場から猛ダッシュ!
上の娘が「まって~、手つないで~」「足が進まない~」と訴えてくるなか
「がんばれ~!まだ間に合うかもしれないぞ~!!」「走れ~!!!」と励まし、言っているこちらの足が全く進まなくなり、猛烈な運動不足を実感させられる中。
下の娘はおなかの抱っこ紐で終始 ”ニッコニコ” 。(^_^)(^_^)(^_^)
そんなこんなで 10時49分

「こども美術館」到着です!
まだ間に合うのか不安に駆られつつ受付へ急ぐと、そこには二人組ママの先客がいました。
「親指姫」できますかぁ?
「はい、大丈夫ですよ。何名様ですか?」
すると、ママの一人が
「え~と、全部で 5人かな?」
なにー!まずいぞー!! Σ( ̄□ ̄|||)
実は以前 15分前くらいに到着して受付しようとしたら。
「すみませ~ん、今日はもう定員いっぱいになっちゃてるんですよ~。」
と、参加できなかった経験があるんです。
そわそわしながら待っていると、その様子を察知したのか、受付の方が
「『親指姫』ですね~、順番にうけつけしますね~。」
あ~…、間に合ったんだぁ…。
いざ!「アンデルセンスタジオ」へ
集合時間は 開始10分前。もうとっくに 10分前です。
さっそく、「アンデルセンスタジオ」にむかいます。

集合
まずは「ストーリーテリング」の部屋の前に集合して、受付の確認をします。

ここで、受付の確認をして「やりたい役を 5番目くらいまで決めておいてね。」と言われます。
上の娘ちゃんはもちろん「親指姫」です。
ひとつの登場人物につき 2名までなれるのですが、やりたい子が多い場合はくじ引きになります。
今まで3回参加して「親指姫」になれたのは 1回だけ。後の2回は「ちょうちょ」と「のねずみ」でした。
なりたい役の2番目までスタッフのお姉さんに告げて、メダルをもらって入場です。

このメダルは残念ながらもらえません。
ストーリーテリング

靴を脱いで「ストーリーテリング室」に入りそこで「親指姫」のストーリーをスタッフの方が語り聞かせてくれます。
なお、ここから劇の終了までは撮影禁止となります。
「親指姫」

ストーリー
チューリップの花から生まれた小さな親指姫。ベッドがわりにクルミの殻の中で眠っていたある晩のこと、ヒキガエルにさらわれ魚に助けてもらいます。スイレンの葉に乗って川を流れていく中、チョウに出会い楽しい時も束の間、今度はコガネムシに連れていかれ、森の中に置き去りにされてしまいました。一人さまよっていたところ、野ネズミの家に迎えられ暮らしはじめたある日、傷ついたツバメに出会い、世話をしてあげます。やがて隣に住むモグラに結婚を
せまられ、悲しみにくれているところをツバメに助け出されて花の国に連れていってもらいます。そこで自分と姿形がそっくりな花の王子と出会い、結婚して幸せになりました。
※ ふなばしアンデルセン公園公式ホームページより
登場人物
おんなのひと
子どもが欲しいと「まほうつかい」にお願いして「親指姫」をさずかります。が、あっというまにさらわれてしまい可哀そうな女性です。

まほうつかい
「おんなのひと」にたのまれのちに「親指姫」が誕生する花の種を授けます。出番は少なめですが物凄い能力の持ち主です。

親指姫
このお話の主人公。紆余曲折を経て最後は「はなのおうじ」と結婚して幸せになります。

ヒキガエル
この物語をややこしくした張本人。親指姫をお嫁さんにしようと連れ去ります。

サカナ
「ヒキガエル」から親指姫をたすけ出す救世主。「サカナ」の活躍がなければ「親指姫」ひめは「ヒキガエル」のお嫁さんでした。

チョウ
森の中で「親指姫」とつかの間の楽しいひと時を過ごします。羽根つき衣装が可愛いので人気の登場人物です。

コガネムシ
再び「親指姫」をさらっていくのがこの「コガネムシ」。しかし、仲間に「子の娘、足が6本なくて変なの。」と不評を買い「親指姫」を森にすててしまいます。まわりに流されるタイプです。

のねずみ
途方にくれる「親指姫」をうちに招き入れ援助したのが「のねずみ」のおばあさん。ここから「親指姫」との共同生活がはじまります。こちらも、衣装が可愛く女の子たちから人気です。

モグラ
「のねずみ」のお知り合いなのでしょう。ものすごいお金持ちで「親指姫」を見初めて結婚を申し込んできます。

ツバメ
弱って倒れているところを「親指姫」に介抱され、回復します。その恩返しに「親指姫」のピンチをギリギリのところでたすけてあげました。

はなのおうじ
ツバメが運んだ ”はなのくに” の王子。「親指姫」と結婚していつまでも幸せにくらします。

くじ引きで「親指姫」ゲットなるか!?
さあ、「親指姫」の物語と登場人物それぞれの役割、衣装の説明が終わったら、いよいよ役決めです。
あらかじめ伝えておいた第二候補までも踏まえますが、この時点で変更もOK。着たい衣装や演じたい役柄を再度確認して役に立候補します。
今回、みんなで 10人の子どもたちが参加していました。全員女の子です。みんなそれぞれ、あれやこれやと役について親御さんと話し合っています。
上の娘が選んだのはもちろん「親指姫」。過去3回のチャレンジで1度役をものにしていますが、その時は立候補者3人中2人という好条件でした。
「じゃあ、『親指姫』をやりたい人!」スタッフの方が呼びかけると手を挙げたのは6人。
いやぁ、多いなぁ…。「親指姫」をゲットできるのは2人だけ。
候補者6人が前に並んでくじ引きが始まります。スタッフの方が人数分の封筒をシャッフルしてそれぞれの子どもたちに配ります。なかにあたりを示す☆マークの紙が入っていれば当選という、ドラフト会議方式です。
運命の時…。ドキ、ドキ、ドキ… (>_<)
封筒を開いた娘の顔がパァっと明るくなりました!!!
見事当選です!「当たったよぉ~!」とはじける笑顔でハイタッチ!そのまま裏へ衣装に着替えにいきました。
「あー良かった、これで来週も『親指姫やりにいきたい~!』てならないですむ…。」
ハズレると呪文のように「アンデルセン公園~アンデルセン公園~」と催促され続けるのです。
「親指姫」パフォーマンススタジオへ

お隣の部屋へ移動していよいよ劇の始まりです。

スタジオ内の様子です。とてもよくできた舞台セットが童話の世界を疑似体験させてくれます。
ここで、数分間それぞれの役ごとにスタッフの方から演技指導が入り。用意が出来たらいよいよ本番の開始です。
「親指姫」は主人公なのでずっと出番です。他の役のみんなも楽しそうにそれぞれの持ち場を演じています。
緊張する子、はしゃぎ倒す子、みんなそれぞれに精一杯お話をつくろうと頑張っているようにみえました。
童話の世界を疑似体験
劇が終わるとチャイムが鳴るまでのあいだ自由時間になり撮影OKです。
このスタジオ、劇に使わない裏側のほうもきちんとつくり込まれていて童話の世界を疑似体験できるんです。

「親指姫」が生まれてくるお花。くるっと回って物語がスタートします。

こちら「のねずみのおうち」ここは演劇中にみえる位置にあるのでいいんですが…

部屋の中です。劇でここは使いませんが小物がたくさんです。大人の僕もワクワクしてしまいます。

こんどは「モグラの部屋」です。渋い小物に心が踊りますね。「ねずみのおうち」よりもっともっと裏側にあります。

年代物のタイプライターがいい味を出しています。
ちいさな役者さんのみんなも、お父さんお母さんも子どもに帰って童話の世界を満喫しているようでした。
まとめ
アンデルセンスタジオ「親指姫編」をお届けしました。
僕が小さい頃は人前で ”セリフをしゃべる” なんて罰ゲーム以外のなにものでもなかったのですが…
最近の子どもたちはちゃんと楽しめる子が多いんだなぁと感じました。
きっと日本の未来は明るいのではないかとこんなところで思う次第です。
次回「しっかりもののすずの兵隊編」をボリュームバランスがおかしなことになりそうですが…
お届けしたいと思いますのでお楽しみに!
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