025年 7月13日(日)~14日(月)栃木県の名勝 ”那須高原” に家族で一泊旅行に行ってきました。
宿泊先は、那須岳の麓に位置する ”那須の森ヴィレッジ”
春の「千葉旅行」での宿泊先 ”黒潮荘” 同様、千葉県市町村共済組合の保養施設になっており、今回もまたとてもお得に利用することができました。
”那須高原” って、観光スポットが豊富で、行きたいところが多すぎて、意見がギリギリまでまとまりませんでしたが…。
僕と長女の意見が採用されて「那須ロープウェイ」に向かう事になりました。
台風が迫る中、曇天の道程に不安を感じつつ「ロープウェイの山頂駅は高い!高いところは雲の上!!」と、家族にも自分にも言い聞かせて向かった先で観たものは!!!
旅行記レポート
今回は春以来の一泊旅行という事で、気合を入れて朝5時起床!
子ども達の朝ごはんと、お昼に食べるおにぎりを用意しました。これから待ちに待った旅行だと思うと、朝から台所に立つことも苦にはりません。
出発目標は午前7時半。
6時半ごろに子ども達を起こし、妻が着替えや、お出かけ準備のフォローをしてくれます。
心にゆとりがあるせいか、上の娘の「パパ~、一回だけオセロやろ~!」というお出かけ前の謎の要求にも、笑顔で対応することができます!(当然、オセロなどやっている暇はありませんが…。)
さて、おおかたの準備が済んで「さあ、しゅっぱつしよー!」となったのが 8時ちょうどくらい。
いつものことですが、ここから本当に出発できるまでが
長い…
「ハンカチもってなーい!」「やっぱりお菓子持っていくー!」「おちっこー!」「さかさま抱っこしてー!」「じいじー!」「コンタクトケース忘れた!」「帽子入ってないよー!」
実際に出発と相成ったのは 8時45分ごろでした…
東北自動車道を北上 どこに行こうか相談タイム
7月13日の日曜日。栃木県北部のこの日の天気予報は “晴れ 時々 曇り”。まあまあ悪くない予報ですが、翌日14日は関東地方の東を台風が通過する模様。
那須高原を満喫するのは、初日の13日の方がよさそうです。
観光の候補としては「那須ロープウェイ」「那須どうぶつ王国」「りんどう湖ファミリー牧場」といったところ。
他にもちょっと趣向を変えて、初日は日光で「華厳の滝」や「中禅寺湖」「日光東照宮」などの定番スポットを観光をしてから、宿泊先の那須高原に向かおうか?という案もありましたが、上の娘が
「ロープウェイ乗りたい!」
僕もその意見に賛同。ロープウェイ大好きなので、異存はありません。
とはいえ、天気はというと思いのほか曇天…。「景色楽しめないかもよ…。それでもいい?」と、一抹の不安を抱きつつ「那須ロープウェイ」へ向かう事に決定しました。
佐野サービスエリアで一休み

一時間ちょっと走ると、チャイルドシートで眠っちゃていた 下の娘ちゃんが目を覚ますなり。
「フンが~!!!」
と、のけぞり始めます。Σ( ̄□ ̄|||)
上の娘も時を同じく「疲れた~!降りたい~!」とのことだったので、ちょっと休憩することにします。
ところで、旅行の道中、高速のサービスエリアってなんだかワクワクしませんか?
こども連れだと、二人をおろして、車に気をつけながらトイレに連れて行って、お店の中では手当たり次第に小さなご当地ぬいぐるみなどを引っ張り出し、よくわからないステッカーなどを「買って~!」とせがまれ。
よくよく考えると、ろくなことはない。とても大変なんですけど…。
それでも、なんだか楽しいんですよね! (^_^)
最近、娘たちは空前のガチャガチャブーム
上の娘は、紫外線に当てると色が変わる綺麗な宝石
下の娘は、樽の中からヒヨコが飛び出すぷにぷに
そしてやっぱり欠かせないのが フードスタンドのご当地グルメ
今回は、”いもフライ”

みんな、「お腹空いていないからパパだけ買っていいよ」というもんだから、控えめに一戸だけ買ったのですが。
結局「美味しそう!」と、みんなでシェアすることに…。
那須インターチェンジから一路那須高原線へ
那須インターチェンジで高速道路を降りて、那須ロープウェイまでは、県道17号、那須高原線をほぼまっすぐ、約30分ほどで到着します。
この、県道17号と、途中で右へ県道21号方面へ迂回した道沿いに、那須の主要な観光スポットは集中していますので。車で移動するのに、なんと観光しやすい立地なのだろうとおもいつつ、山腹にむかうなだらかな道を登っていきます。
少し走ると、右手に ”チーズガーデン那須本店” が見えてきます。あまりにも入口付近の雰囲気が良く、以前、妻と二人で那須に来た際には、つい吸い込まれるように立ち寄ってしまった思い出があります。

人気の御用邸チーズケーキをはじめ、焼き菓子・チーズ・ワインなど豊富な商品ラインナップを誇り、広々とした明るい店内でくつろげるカフェスペースも備えています。
さらに、県道17号を進みます。右手にドーム型のテントの群れが並ぶグランピング施設。左手に、道の駅那須高原友愛の森を過ぎしばらく走ると、右手に気になる ”戦争博物館” なる施設が…。
戦争にまつわる15000点もの展示品がある、日本で唯一の戦争博物館なんだそうです。レトロな雰囲気になんだか興味をひかれました。
この辺りから山道っぽさが増し、沿道には広葉樹の森が広がるようになります。
いよいよ本格的に山道 目指すは、ロープウェイ!
インターチェンジから前出の ”戦争博物館” あたりまではほとんど直線的なみちなりです。
その先の ”一軒茶屋前交差点” を過ぎたあたりからだんだんと勾配が急になり、登山道らしくカーブも多くなってきます。
左右に那須温泉元湯 ”鹿の湯” と、名勝 ”殺生石” をみるカーブを過ぎ、”つつじ吊り橋” ”那須高原 恋人の聖地展望台” など、ひとり旅か妻と二人ならば、いちいち寄りたい魅力的なスポット達を横目で見ながら、どんどん登っていきます。

少し登ると、突然開けた駐車場スペース”大丸園地駐車場” にたどり着きます。廃墟となった観光センターなどの施設と、営業中の旅館や茶屋が混在する ”大丸園地”。ロープウェイ ”山麓駅” の駐車場が混雑している時はここに駐車して駅まで歩くのも選択肢なんだそうですが、子連れにはきついかなぁ…。
そんなこんなで、色々と後ろ髪をひかれながら、いよいよ ”那須ロープウェイ 山麓駅” に到着しました。
ちょうど良いレトロ感 ”那須ロープウェイ 山麓駅”
13時過ぎ ”山麓駅” 駐車場はつづら折りに沿って3箇所。150台分の駐車スペースがあります。
「あっ、駐車場あるね」「上にもあるんだね」「上の方が近そうだから言ってみよう!」「駅の建物に近いところが空いているよ!」「あれ?誘導のおじさんダメだって✕マークしているよ…」「下に行けって!」と、一度Uターンすることに。
結局、一番下の駐車スペースに駐車。僕たちが停めた時点で残りのスペースは、2~3台程度。停められて良かった!
ここにきて、空を覆っていた雲が急激に解消しはじめました。

こうなってくると、「いったい誰がもっているのか?」つまり、誰の日頃のおこないが良くて、ロープウェイ乗車直前の天候を回復させたのか?という不毛な事この上ない論戦を、上の娘も参戦して繰り広げることになります…。
ともあれ、”那須ロープウェイ 山麓駅” に到着しました。

東野鉄道時代の名残、”東野マーク” がそのままの駅舎。
昭和レトロな観光地感が50代男の心をぐっと捕まえます!

フードスタンドで腹ごしらえもできます。那須ロープウェイ名物「三福だんご」に惹かれます!
登山の方もいますから、便利な栄養補給ポイントです。

広いお売り場には、ロープウェイパッケージのお土産が沢山ありました。
青が基調の花に彩られたフォトスポット

”空色の青” という事ですかね?小さな傘が可愛いワンポイントです。
運行時間は毎時 00分・20分・40分 の 20分間隔運行
到着したのがほぼ13時ですので、13時20分の乗車。それまでお土産売り場で物色する娘たち。

「那須もロープウェイも関係ないじゃん!」などと、野暮なことを言っても無駄です…。

くまちゃん購入。こういうの最近どんどん増えていきます…。
チケットを購入。

ちなみに、電子チケットが ”じゃらん” ”楽天トラベル” ”KKday” で購入可能。通常料金より割引になっています。
さて、出札を済ませて、いよいよ登場となります。

いよいよロープウェイ搭乗 4分間の空の旅

111人乗りのスイス製のゴンドラ。「りんどう号」と「かっこう号」

一番乗りの上の娘ちゃん。山側のベンチに陣取ります!
この回は、約30人ほどが乗り合わせました。
那須連山の主峰 ”茶臼岳” の山腹を登っていきます。

右手に朝日岳、左手の山麓には、雲が眼下に広がっている光景が望めます。

期待していた以上のコンディション、ロープウェイからの眺望が素晴らしく、感動です!
そうこうしているうちに「山頂駅」が見えてきました。

4分間の空の旅は、あっという間に終わり、山頂駅に到着となりました。
山頂駅から気軽に登山体験 茶臼岳に挑みます!
茶色い山小屋風な内装の到着口がいい感じです。

「山頂駅」は、標高 1684m。

ここから、茶臼岳山頂までの標高差は 294m。所要時間にして 40~50分です。

比較的、軽装で山頂にアタックできるのが、那須ロープウェイと茶臼岳の魅力となっています。と、偉そうに言いましたが…僕は現時点でまだ未登頂です…。
なので、この段落の小見出しは ”ウソ” です。茶臼岳には挑んでいません…すみません…。
下の娘ちゃんがもう少し大きくなったら、みんなで頂上まで行ってみたいと思っています!
「山頂駅」に隣接した展望台。そこから、綺麗に ”雲海” が広がっている様子を見ることができました!

次女越しの ”雲海”

じいっと眺めていますが、まだ記憶には残らないんだろうなぁ…。
今回は山頂駅周辺を軽くハイキング

茶臼岳には挑みませんが、山頂駅から200mくらいの範囲を散策しました。
この辺りはよく整備されていますが、基本砂利と岩場で階段もある程度段差があります。

下の娘ちゃんは今のところ「よし!上を目指そう!」とか「みんなについていこう!」とか、そういう事ではなく、気が向いたところを行ったり来たりするのが楽しいようで、なかなか前に進みません。
まあ、そりゃそうですよね。上の娘の時もそうだったなぁと思いつつ。らちがあかないので抱っこして少し登ることにしました。

が、その矢先。上から降りてきたお姉さんと屈強そうなお兄さんのカップルが、半ば砂利の斜面を滑り降りてくるところに遭遇。
「抱っこしたままじゃ危ないっすよ!」とアドバイスしてくれました。
僕は自慢じゃありませんが、山では結構な確率で滑って転びます。よって、下の娘ちゃんを抱えたままこれ以上進むのは危険と判断して、その場に待機。
妻と上の娘は結構上まで登って行ってしまったので、下の娘ちゃんと半ば滑り台のように傾斜したベンチでおにぎりを食べて待っていることにしました。

登山ルートから少し外れた先に大きな岩があるんですが

こんなことになっていました! Σ( ̄□ ̄|||)
案外、実際に登ってみると見た目ほど恐くはないんですが、こうやって見るとちょっとお尻がムズムズしますよね~。
結局、下の娘も登って、4人で岩の上でおやつを食べて今回のハイキングは終了となりました。
まとめ
地上があまり良い天気じゃなかったので、「ロープウェイに乗っても楽しくないんじゃないか?」
という予想を裏切って、最高の景色!最高の山歩きを楽しむことができました!
何といっても、ボーナスポイント ”雲海” の景色に遭遇出来て良かったです。
公式ホームページやその他の画像でも茶臼岳にかかる ”雲海” の画像が結構出多いので、運が良ければ遭遇する事ができるかもしれません!
皆さんも、是非足を運んでみて下さいネ!!
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