那須旅行記第二弾という事で、今回の宿泊先 “那須の森ヴィレッジ” 滞在記です。
那須ロープウェイから一路、雨上がりの霧がたちこむ那須の森へ。
前述しましたが、ここ那須高原は観光スポットや宿泊施設がギュッと凝縮されていて、魅力的な観光道路を走っているだけで自ずとテンションが上がります!
約25分で到着したのは那須連山、南月山のふもとに位置すする “那須の森ヴィレッジ”
家族4人、強制グリーンエクササイズ発動で、どんなふうに仕上がるのか!?
子供連れでの過ごし方なども含めてお伝えしたいと思います!
那須の森ヴィレッジ
那須の森ヴィレッジは、那須高原の豊かな自然に囲まれた高原リゾートです。
2〜6名向けのコテージに加え、利便性の高い館内客室もあり、幅広いニーズに対応しています。
温泉は檜風呂と岩風呂の露天風呂付きで、四季折々の景色を眺めながら入浴できます。
敷地内には遊歩道やテニスコート、キャンプ施設も整い、アウトドアも存分に楽しめます。
レストランでは地元食材を使った会席料理や洋食コースを提供。
那須岳の麓で、温泉・自然・美食が揃った贅沢な時間を過ごせます。
千葉県市町村職員共済組合の保養施設
春に利用させてもらった「南房総鴨川 黒潮荘」同様、千葉県市町村職員共済組合の保養施設になっています。
関係ない人には関係ないのですが、利用資格のある方で「まだ使った事ないよー」というあなた。(旅行とか、自分の家以外で眠るのがメチャクチャ苦手という方を除く)
これは、もはや義務です…。とりあえず、ホームページを覗いてみましょう!
きっと良いことがありますので。( ^ω^ )
アクセス
車を利用の場合
東北自動車道「那須IC」から:約18km(約30分)
東北自動車道「黒磯板室IC」から:約22km(約30分)
ご注意
那須街道方面からは進行方向左側、板室温泉方面からは進行方向右側に目標物があります。
夕暮れ以降や悪天候時は目標物が見えにくくなります。 カーブが多いため、安全運転を心がけてください。
同乗者がいる場合は、目標物の確認やナビ役をお願いすると安心です。 「KONAMI SUPER CAMPUS」は旧「ロイヤルセンター」です。
電車を利用の場合
JR東北新幹線「那須塩原駅」下車 タクシー:約40分 路線バス(東野交通/黒磯経由-那須ハイランドパーク行):三沢台下車、徒歩約10分
JR東北本線「黒磯駅」下車 路線バス(東野交通/那須ハイランドパーク行):三沢台下車、徒歩約10分
※バスは土日祝および夏季期間のみ運行
無料送迎車について
ご宿泊のお客様は「JR那須塩原駅」または高速バス停留所「一軒茶屋」と「那須の森ヴィレッジ」を往復する
無料送迎車(乗車定員9名)をご利用いただけます。
予約制になっておりますので、ご利用の際は、お電話にてご宿泊のお申し込み時に、送迎車の予約をお申し出ください。
運行時間
JR那須塩原駅(西口ロータリー) <発車時間> 14:45
●那須の森ヴィレッジ(正面玄関前) <発車時間> 10:20
●高速バス停留所「一軒茶屋」 <発車時間> 16:30
●那須の森ヴィレッジ(正面玄関前) <発車時間> 10:20
※定期運行は行っておりません。
※他の場所への送迎はご遠慮いただいております。
※ 公式ホームページより転載
滞在レポート 深い森の記憶
僕が那須高原に足を運んだのは、覚えている限りでこれで4回目です。
最初1991年。高校卒業したての夏の若かりし時、高校時代の友人とその彼女、彼女の友達というラインナップで訪れました。
僕は、まぁそういうの慣れてなかったので…,
変なテンションの、変な奴…。きっとカクカク動くロボットのような怪しげな挙動を示していた事でしょう。
2回目は8年ほど前に今の妻と2人で。
3回目は2022年。上の娘がまだ2歳(今の下の娘と同じくらいの頃)
少し日光よりの「みよりふるさと体験村」でのキャンプ。妻とその友達、長女というラインナップ。
この時は、6年に一度という虫の大群が発生し、キャンプ場を飲み込みという希少な体験をしました。
印象に残るのは、いづれの時も(最初に、訪れた時も)
「あっ、ここ知ってる…。いつもきてたところだ…」
という、不思議な感覚を覚だ事です。
慣れ親しんだ場所というか、深い森の記憶が呼び起こされるようなそんな感覚なんです。
那須の森ヴィレッジ 到着

那須ロープウェイから山麓駅から下って、途中セブンイレブン那須一軒茶屋店で買い出し。通り道の、南ヶ丘牧場に寄ってソフトクリームでも食べようかという案もありましてが「早くお泊まりするところに行ってオセロとかしよー!」という長女の願望もあり、そのまま「那須の森ヴィレッジ」へ直行。
ところで、朝から、オセロ オセロと言っていますが、後にも先にも、この日だけの、謎のブーム…。
“旅行=ボードゲーム、カードゲーム“ というのは妻の家系の文化ですね、上の娘も受け継いでいってるようです。( ^ω^ )
那須高原スカイライン、県道266号を西へ。スカイラインと言っていますが、この辺りは木漏れ日が美しい林道。
セブンイレブンからおよそ10分ほどで、「那須の森ヴィレッジ」の看板を左折で到着です!
駐車場に車を停めてチェックイン
施設内の緑道の先に駐車場があります。
勝手がわからないので、とりあえず荷物は車に残したままフロントのあるセンターハウスへ。

入り口に鎮座する “風の子”?

千葉県市町村職員共済組合ては、 那須高原のさわやかな、自然環境の中 組合員とそのご家族の保健 ・保養及び教徒に供するため、 「那須高原ちは保健センター」を 建設しました。
この施設の落成を記念し 皆様の憩いの場となることを願って、 ここに「風の子」を設置しました。
昭和63年7月 千葉県市町村職員共済組合 理事長菊間健夫
碑文より
その奥、ガラス越しに見えるのがフロントです。
フロントのちゃんとした写真が撮れてなかったので…。
受付の後は、ラウンジの「りんどう」で少し休憩

麦茶やコーヒーのサービスがあります。

ここ、センターハウスには、3部屋だけ客室があり(和室2部屋、洋室1部屋)、その他にレストランや宴会場、研修室などがあります。
また、大浴場にも渡り廊下でアクセスできるので、コテージ泊とは違った利便性の高い宿泊も魅力ですね。(ただし、和室•洋室の予約が空いているのをみたことがないくらい競争率が高いようです…)
いつのまにか青空になり、ラウンジのベランダから “那須野が原” が綺麗にみられます。

さて、今回泊まるのは、森の中のコテージ。

一番遠いところ、「ひよどり」です!
那須の森ヴィレッジには、全部で10棟のコテージがあり、最大14組が宿泊可能となります。
僕たちが利用したこの日は、満室だったようですが (毎日予約は埋まってますが)、なにしろ広い敷地の中にコテージが贅沢に配置されているので、あまり他のお客さんと遭遇することがなく、とてもプライベート感な感覚を味わうことができます。
さて、ここからコテージの入り口

センターハウスでアウトドアワゴンを借りて、大量の荷物を運びます。
一見さんの僕には、距離感が全くわからないので、果てしなく森の中を歩かされるんじゃないか?といった不安がよぎりました。
ここで強制グリーンエクササイズ発動。5分ほどかけて最遠方に位置する、今夜のお部屋「ひよどり」到着です!

ちなみにですが、僕はこの時 “行方不明” だったらしく「ラウンジでずっと待ってたけど、来ないし。電話にも出ないし!!」と怒られました…。
荷物、全部運んだんだよー褒めてー ヽ(´▽`)ノ オーイ!
広々としたコテージ 内見ツアー
さて、ひと通り怒られ尽くしたので、お待ちかねのコテージに足を踏み入れてみましょう!
玄関を入ると、独特の木の匂いに包まれます。

サルに注意の張り紙がありました。サルがいたらカワイイな、などと呑気なことを言っていられませんね。小さい子供連れだと万が一を考えて充分注意が必要です!

寝室とリビング
このコテージは4人用になっています。ですのでベッドはふた部屋に2台づつ、全部で4台です。
コテージは4人用と2人用の部屋があり、棟によってはつなげることで、6人用での宿泊も可能だそうです。
玄関入ってすぐ右手の部屋に2台

リビングの奥に2台

ここはみんなが寝静まった後に、僕が晩酌をして、そのまま気絶をするために作られたような空間ですね!
とりあえず、ついてすぐこのリビングで、妻と上の娘は待望のオセロを始めました。
備え付けのバスルームとトイレ
各部屋には、温泉ではありませんが備え付けのバスルームがあり、窓の外に、木々を見ながら入浴が可能です。

夕食前に、とりあえず汗を流してサッパリすることにしました。
トイレも清潔です

前情報で、「自然の中にある施設だから、夏場は虫がたくさん出るよ」と聞いていたのですが、今回の宿泊に関しては全く気になりませんでした。
玄関の出入りの際に少し気をつければ大丈夫そうです。
お待ちかね 今日の晩ご飯
そんなこんなで、あっという間に夕食の時間です。
夕食はセンターハウスのレストラン “石楠花” でいただきます。
夜道を歩いて、途中大きなカタツムリ遭遇しながら

レストラン “石楠花” 到着です

今回お願いしたのは、スタンダードな「和食会席コース」
子どもたちには、それぞれ「お子様定食」「キッズプレート」を頼みました。
他にも、焼肉のコースや洋食コースも選べるようですので、公式ホームページをご確認ください。
夏会席 ~2025~
まずはオードブル

左から “枝豆真丈” “鰻とろろ” “蒸し鶏とオクラの山葵あえ” “チーズトマト”
一口サイズの逸品達、個人的には鰻が嬉しかったです。
“焼霜ハモと甘海老”

お刺身かと思いきや、ちょっとレアな感じの海の幸です。
“焼霜ハモ” とは、ハモの皮目を炙って氷水で締めた、香ばしさと旨みを引き出した料理。夏の京料理で定番なんだそうです。
ヤシオポークと野菜の旨塩焼き

こちら肉料理です。シンプルな塩味でご飯の進むアイテムですが、少し冷めてしまっていたのが残念でした。
ねばとろ野菜と茶そばの冷やし煮

今回の僕の一推しメニュー!これの大盛りください!
茶そばの食感と蕎麦つゆ、ねばとろ野菜のバランスが最適で、永遠に食べ続けられる自信があります。
冬瓜とイトヨリの天ぷら

イトヨリはクセのない白身魚で、淡白で上品な白身がふっくら揚がり、軽やかな甘みを楽しめる魚の天ぷらです。
三色なますと湯波のマリネ

栃木を代表する日光湯葉のマリネです。
栃木県産なすひかり 茄子とオクラのお吸い物

栃木生まれのブランド米 “なすひかり” 。程よくふっくらしていて甘味のある、美味しいお米です。
これに、お漬物とデザートというラインナップですが、写真撮り忘れました…。(そして、記憶喪失…)
お子様定食
上の娘ちゃん様にお子様定食です。
子ども向けとは思えないくらいしっかりとした御膳になっています。

娘が食べきれなかった分、ひと通り味見することができましたが、味付けも適度でとても美味しかったです。大人向けにこれでもいいんじゃないかなぁ?
キッズプレート
下の娘ちゃん様に注文

下の娘ちゃんは基本チキンライスを食べない使用になっていますが、この日は結構たべてましたね。
追加で白米も注文。(白米ならそれだけ手づかみで食べ切ります)
ひと通りかじって、味見をしたあと炭水化物に明け暮れていました。
下の娘の成長
前回、「南房総 鴨川黒潮荘」の時は、食べ始めて早々に、下の娘ちゃんは落ち着きがなくなって、席から離れて他のお客さんにちょっかいを出す暴挙に出る始末。
お陰で、妻はろくに食事ができずに、下の娘ちゃんをあやして散歩をしたり部屋に戻ったりしたあと、閉店ギリギリの食事会場で、給食を食べきれない子供さながらのプレッシャーを受けながら、「せめて、デザートだけでも…」と涙ながらの奮闘を強いられていましたが…。
今回の食事では、思いのほか座ってじっとしていてくれていた下の娘ちゃん。
最後の方では、やはり落ち付けなくなっていましたけれど、それが当たり前ですね。
でも、この3ヶ月で少し落ち着いてきた娘に成長を感じました。
食事の後は
ラウンジ “りんどう” で顔出しパネル。

覗いているのは、下の娘ちゃんです
決して怖いの撮れたわけではありません!
風鈴づくりのワークショップ
研修室 “からまつ” は卓球場へと進化していました

ここで、手作り風鈴の制作ができるワークショップ的なサービスがあり、妻と子供達が挑戦。

戦利品がこちら

ガチャガチャのケースを利用。かわいい仕上がりになりました。
コテージに戻って…
お腹いっぱい食べて、コテージに戻った後は。子供達が寝静まるのをひたすら待ちます…。
ひとしきり「ねるねるねーるね」をネリネリした長女を筆頭に、下の娘も、妻までもがリビングで気を失いかけてしまいました。
1日の疲れが溜まっているんでしょうね
皆を無事玄関横の寝室に誘導。サラサラのシーツに包まれて「おやすみなさい」( ´ ▽ ` )
夜陰に紛れて 大浴場へGO
と、言うわけで。( ̄∇ ̄)/
行きましょう!

霧が出てきましたね、いい雰囲気です。
こんな時間に霧の森を一人で歩くなんてそうそうないですよね、
コテージから大浴場までは、僕一人なら2分で行けます。
外からの入口からアプローチ。

浴室は日替わりで男女入れ替わります。

この時間、男湯の露天は “岩風呂” 、かたや、女湯は “檜風呂” 。温泉の営業時間は24時までとなっています。
僕が行った時間は23時。他にお客さんがいなかったので、貸切状態で入浴できました。
しかし、30分ほどで上がります。なぜかと言うと…。ワンチャン妻を起こしたら交代できるかも!と、思ったからです。
しかし、コテージに帰って妻をゆすってみたのですが…。
「わかっら、ムニャ」「たいじょーぶたから、ムニャ」「やってていーお、ムニャ」
全く、起きる気配ありません、あきらめましょう。
森の中のコテージで一人晩酌
計画通り、リビングで晩酌。なのですが…。
僕も、結局一日の疲れに見舞われていたらしく、翌日の行き先をガイドで確認しながらビールを半分くらいまで覚えています…。
そのまま、気絶。
4時くらいに、キンキンに、冷えた室温に驚いて目が覚めてベッドで改めて就寝。
憧れの “旅先1人飲み” は、またしても不完全燃焼に終わるのでした。
那須の森で目覚める朝
台風が最接近の予報のこの日、それでもラウンジからは美しい眺め。

朝食ビュッフェ
昨日と同じ、レストラン「石楠花」で、朝ごはんはビュッフェです。

ここからも、那須の絶景を楽しむことができます。
和洋の朝ごはんの定番といったメーニューが揃えられていて、品数はさほど多くないですが、とても満足のいく内容です。

子供連れだと、ビュッフェスタイルの食事はいろいろ試せて助かります!
ギリギリまで温泉を楽しんで チェックアウト
昨晩、温泉を堪能できたのは僕だけとの事で、10時のチェックアウト前にみんなで温泉へ。
日替わりで男湯、女湯が切り替わりますので僕は檜露天風呂へ。
僕以外のみんなは、昨日僕が入った岩風呂に入浴。仕切り越しに妻が子供2人と奮闘しながらも楽しげな様子が聞こえてきました。
温泉の稼働時間は9時半までだったので、上がるとすでに。
ギリギリまで満喫させていただきました!
まとめ
千葉県市町村共済組合の宿 “那須の森ヴィレッジ”
今回の宿泊費用は夕食時のお酒の追加も含めて、家族4人合計
23,535円
利用資格のある方で、まだご利用のない場合、とにかく一度検討してみてはいかがかと…。
しかし、さすがに人気の宿なので予約はほとんど埋まってしまっているのが現状ですが、日によっては空いている部屋もあります。
空き状況の確認はこちらの ホテル物語の予約ページが便利です。
今回初めてのコテージ泊でしたが、子連れ利用でもまったく不便は感じませんでした。那須の自然を満喫でき、とても楽しい時間を過ごすことができました!