朝の忙しい時間の中で、子どもが全然思い通りに動いてくれなくてイライラすることってありますよね。
そんな時に、どうやって子供を動かそうか?と、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
ネットで検索すると、色々なノウハウが出てきて、どれも確かに有効なものばかりですが…
実は、僕も一年以上前の記事で、子どもの自己肯定感を高めながら自分から動けるようになる方法について紹介しました。
しかしです…結局ここにきて「早くして!」を連呼している自分が再発してきているではありませんか!
これはもう…再びこの問題に向き合うしかありませんね…
「ノウハウを知っているはずの自分が、なぜまた『早くして!』と、怒鳴っているのか?」
その本当の理由を、先日、5歳になった長女の「衝撃の本音」から突きつけられることになった話。
この記事では、1年間「朝の支度」という主戦場を戦ってきた経験から導き出した。
「子どもが早く動けない本当の理由と対処法」をお伝えしたいと思います。
「色々試したけど、結局毎朝イライラしてしまう」というパパ・ママの心が、少しでも軽くなれば幸いです。
急かされる子どもの中で何が起こっているのか?

大人にとって「約束の時間を守る」ということがとても大切で、
それに向けて身支度を整え、間に合う時間に出発する、
というのは、常識的で当たり前の行動です。
しかし、児童心理の視点で考えると、事情は違ってきます。
年齢が小さいほど、時間に対する客観的な感覚は未発達。
そもそも「時間に間に合わせる」という認識が、大人の考えているそれとは違っています。
子供にとっては「時間に間に合わせる」という一般常識に見合った行動よりも、
その時に興味を持ったものに向き合う(出かける直前に、おもちゃを出してきて遊ぼうとするetc)という行動のほうが自然な動きです。
個人差はありますが、子どもが大人が考える「時間感覚」を身につけるのは
9歳から10歳。小学校の年中になる頃だと言われています。
早くして!が子供に与える影響
では、大人の時間感覚にアジャストできていない状態で、
「何やってんの!」「早くして!」と言われた子どもの頭の中では、
何が起こっているのでしょうか?
「早くして!」とせきたてられた子どもが、大人のように
「時間に間に合わないから、急がなくちゃいけないんだな」
とストレートに理解が繋がることは稀です。
「早くしなさい!」という親からのプレッシャー(なんなら怒り)にさらされ、
行動を整理できなくなった結果
子どもの脳は、認知負荷が過度にかかり「フリーズ」状態に入ります。
行動が遅くなるのは、コンピューターにタスクを詰め込みすぎて、もっさりしている状態と同じですね。
もっさりしているコンピューターに向かって「早くしろ!!!」って叫んでる大人がいたら、かなり不気味ですが、それと同じことを子供に対してはしてしまっている訳です。
このように、親から過度の作業負荷をかけられた、子どもの頭の中がどうなっているのか?
ここからは、うちの5歳の長女に、ど直球インタビュー
「パパが朝、『早くして!』って叫んでる時、どんな気持ち?」
と聞いてみて判明した、衝撃的な真実のお話しましょう。
想像を遥かに超えていた!長女の解答「お花入りませんか〜」
ある雨の日の朝の話
普段より少し寝過ごしてしまい、スタートの遅れた僕らの朝のルーティンが慌ただしく始まりました。
はなっから少し焦り気味の僕でしたが、2歳の次女は意外と「焦り気味モード」に小気味よく反応してきます。
(次女の場合、彼女の逆鱗ポイントに触れて『癇癪』爆弾に点火させないことが最重要課題です)
一方、眠そうな目を擦りこすり起きてきた長女5歳は、明らかに調子が悪そうで、全身から
「私は急ぎません」という主張が垣間見えています。
とはいえ、一年前に「朝の支度」について、ブログ記事を書いたときと比べて、格段に自分でできることも増えているし、
その気になれば朝の準備なんて秒で終わらせてくるスキルを身につけてきました。
しかし、最近特に「私は急ぎませんから〜」フィールドを発動させて防護バリアを張り、時間に追われる僕の忍耐力を試しているかのようです。
僕の焦りの度合いと反比例して、彼女のモーニングルーティーン速度は遅くなっていくようです。
すっかり理解力も大人顔負けの長女。
この1年間、パパが朝焦ってしまう理由もだいぶ伝えてきました。
(遅刻すると会社から来なくていいって言われるかもしれないんだよ、お金もらえなくなったら困るんだよ…と)
そんな思いも相まって、僕のイライラはMAXに
「ちょっと!もういくってば!何やってるの?!」
もう待ちきれない僕が、イライラを隠さずにそう言った最中。
おもむろにカバンの中から紙と鉛筆を取り出すと、あろうことか机に向かって何か書き始めるではありませんか。
「ちょっと、何やってるの?」
と聞く僕に娘からの返答は
「お友達にお手紙あげるって約束したから、書いてくの」
…。
「ちょっと待って」という娘を抱えて、問答無用で車に搬送です。
一年前に「自己肯定感」がどうのと偉そうに記事を書いた僕が、力技で無理やり娘を動かしている…
しばらくはイライラした気持ちのまま、車を運転です。
かたや、最初こそ不満そうにしていた当の長女はというと、
すぐに調子を取り戻して後部座席のジュニアシートで鼻歌を歌っています…
完全に僕の負けですね…
ど直球ストレートに聞いてみた「娘の気持ち」
その日の夜、一緒にお風呂に入っている時に、
僕の敗因の原因を確かめるべく、ストレートに聞いてみました。
「パパが『早く!』って焦っている時、〇〇ちゃんはどんな気持ちなの?」
「うんとね〜、面白いなぁって思ってるよ」
「パパが慌てていて面白いってこと?」
しばらくの沈黙の後
「本当はね、ちょっと怖くって、嫌なの。どうしたら良いのかわからなくなるんだよ」
「だからね、『早く!』ってパパが言い出したら、心の中で
『お花入りませんか〜』って言い直してるんだ」
そうなんだよね…君は理解力もあるし、妹のお姉ちゃんだし、こども園ではしっかり者で通っているけれど、まだ5歳なんだもんね…
朝の時間が間に合わせられない本当の原因は「親のルーティンの崩壊」

どうしたら、子どもたちが「朝の支度」を、テキパキとこなしてくれるのでしょうか?
子供の「朝の支度」問題で、まず確認しなくてはならないのは、
僕たち親のとっている行動が適切なのか?
ということです。
親が毎日、決まったルーティンをこなして「安定」して入れば、
子どもたちも自分のペースで朝の支度などを進めていく力を身につけ、
結果自信を深めることができます。
かたや、親が毎日違うタイミングで様々なタスクを要求してくる状況では、
子どもは一貫性を感じることができず混乱状態に陥ってしまうでしょう。
我が家のケース:環境が変わり、全てが変わっていた
我が家の場合、一年前に「朝の支度」のブログ記事を書いた当初と今では、
あらゆる面で環境が変わってきています。
形になりかけていた長女の朝の支度のルーティン化が、
如何にして停滞してしまったのか考察してみることにします。
お支度ボードの現在
この時使っていたお支度ボードのマグネットは、
まもなくして暴君の名を欲しいままにしている、下の娘ちゃんの目に止まり、
家中のありとあらゆる ”磁石のくっつく所” へ旅に出たまま帰ってきません…。
(一部のマグネットたちは、無惨にも絵の部分と磁石の部分が引き剥がされた状態で発見されることになりました。)
2歳の子どもにとってお支度ボードとマグネットは、
朝のタスク管理のアイテムではなく、
「投げたり、くっつけたり、千切ったり」することのできる、
まあまあ興味深いおもちゃですね。
早急な復旧を目指していますが、現在では完全に機能していない状態です。
次女の入園
そんな下の娘ちゃんもこの春から保育園に入園、
朝のルーティンを一緒にこなしていくメンバーの仲間入りを果たしました。
基本的に5歳の子と、2歳の子では様々なところで発達段階に差があって然るべきなのはわかっていますが…
朝の忙しさにかまけて、もうそんな発達段階云々はお構いなし。
いっしょくたになって準備を進めざるを得ません。
面白いことに、年齢的な傾向なのか?それとも性格の違いなのか?
日によっては2歳の次女の方が、スムーズに朝の支度を進めてくることが結構あります。
微妙に、二人の動きやすい声かけポイントも違っていて、
一緒に進めているようでいて、それぞれへの個別対応を同時進行でやっているような感じです。
時々二人の癇癪が相乗効果を引き起こし、イヤイヤの確変状態に入ることもあり、
そうなると、ちょっとした地獄です…。
ママの復職
我が家の朝のルーティンに最大の影響を与えたイベントが「ママの職場復帰」です。
次女の入園と同じタイミングで、これまで6年間育休をとっていたママが復職し、
朝一番に出勤することになりました。
一年前の今頃とは根本的な環境が変わってしまっているのです。
環境の変化がすべてではない。本当の原因と「親のルーティンの崩壊」
ここまで、我が家を例に挙げて1年前との環境の変化を見てきたわけです。
- 次女の成長に伴いお支度ボードが紛失、破壊されて復旧が遅れていること。
- その次女の入園に伴い、朝の支度の流れが大きく変わったこと。
- 極め付けは、ママも復職でより時間的にタイトになっていること。
しかし、これら環境の変化は要因の一つであり、根本的な原因ではありません。
これらの環境によって導かれた本当の根本的な原因とは
「親のルーティンの崩壊」です。
我が家の場合、環境の変化に対応することができずに、
気がつけばその場しのぎの段取りになってしまっているのは他ならぬ僕と妻の方です。
いくら環境が変わっても、子どもたちがアジャストできるような「流れ」を作ってあげることはできます。
- 前日の夜に決まった用意をする
- 毎朝、同じ時間に起きる
- 同じ順番で朝のルーティンをこなす(お支度ボードが活躍する場です)
「早く!」という言葉は逆効果になるので使わずに済むよう、時間に余裕を持った行程にすること心掛けなくてはなりません。
崩壊しかけた朝のルーティンを取り戻す我が家のアクションプラン

さあ、ここからは崩壊しかけた「朝のルーティン」を取り戻すべく、これから取り組んでいくアクションプランを紹介していきます。
環境の再構築
整理整頓
すごく基本的なところからなんですが、
共働きが始まって家の中の整理整頓が充分ではありません。
それは子供部屋のおいても例外ではなく、
こども園から帰ってきて何をどこへ戻すのか?
登園の準備として、どこから何を持ってくるのか?
といった、環境が崩れてしまっています。
これでは「朝のルーティン」どころではありません。
まずは、整った生活環境を取り戻して、無理なくキープできるように工夫することが第一です。
ActionPlan1: 子どもの「お支度動線」を綺麗に保とう!
部屋全体の整理整頓を実現するには、それなりの計画が必要です。
まずは、子どもたちが「お支度」する領域を集中的に整えましょう。
「お支度ボード」の復旧
さて、次女の暴挙によって灰塵と化した「お支度ボード」ですが、3歳を目前に控えてそろそろ次女も本来の使い方で「お支度ボード」を活用できそうなので、姉妹共闘バージョンを
用意してみようかと思います。
ActionPlan2:「お支度ボード」をみんなで作ってみよう!
休日のイベントとして、みんなで楽しみながら「お支度ボード」をつくる日を提案します。
好きなキャラクターを採用するなど、娘たちの意見を取り入れながらみんなで作れば愛着も湧いて、次女も大切にしてくれることでしょう。
無理のない「朝の支度」のプランニングを再編
実は、4月の共働き開始当初の数日間は結構スムーズに「朝の支度」が進んでいました。
7月の今現在と何が違うのか?というと、
「親のモチベーション」が明らかに違います。
妻も僕も、あたかも軍隊のように規律正しく無駄な動きを見せずに、完璧に朝のルーティンの担い手として機能していました。
平たく言うと今の僕たちはあの頃と比べて
「メチャクチャだらけた」
と言うことです。
だからもう一度、あの時のように…
と言いたいところですが、いったん落ち着きましょう。
多分、今が僕ら夫婦のデフォルト、
本当の姿であって4月当初は相当無理をしていました。
そこで、無理のない習慣から始めていきましょう。
ActionPlan3:無理のないルーティンを確実に実行する。
- 前夜に翌日の準備の声かけをする。
- 朝6時に目覚まし時計をかける。
- 起きてから子供達に出す指示は、一つひとつにする
あとは、無理なく整えられる部分を探して、その都度修正していきます。
あらかじめトラブルが発生した時の対策「IF THENプランニング」
環境を整え、計画を見直したとしても、その通りに物事が進むかといったら大間違いです。
予期せぬトラブルに備えて、あらかじめ「IF THENプランニング」で対処方法を決めておくことで、対応がスムーズになることと、精神的に余裕が生まれると言う効果が期待できます。
ActionPlan4:予期せぬ自体に向けて「IF THENプランニング」を設定しよう
これは、子ども一人ひとりの状況に合わせていろいろ試していくことになります。
現時点での我が家の「IF THEN」は以下の通りです。
IF: 出発直前に長女が「お手紙書く!」と言い出したら…
THEN: 「車の中(または園についてから)書こうね」と紙とペンをそのまま車に持ち込む。
IF: パパが「早くして!」と怒鳴りそうになったら…
THEN: 心の中で**『お花入りませんか〜』**と唱えて3秒深呼吸する。
IF: 下の娘ちゃんの癇癪地雷を踏んでしまったら…
THEN: 笑顔をつくって「ごめんね!」って言いながらしばらく抱っこする。
まとめ:僕たち親に必要なことは修正力

朝のルーティンに限らず、子どもの「習慣」「ルーティン」を整えてあげるためにはまずは近くにいる大人、家庭での場合は親のルーティンがんていしていることがとても重要です。
特に忙しい朝の支度どきには、親がいつもと同じ流れで動くことで、子どもの流れを整えることができます。
もちろん親だって人間です。完璧にこなせず、朝のバタバタがすぐに解消しなくても仕方がありません。
朝の出発前に子どもに「早く!」と叫んでしまう時には、ちょっと一呼吸おいて、一度自分の行動を振り返るようにしてはいかがでしょう?
そして、明日に向けて修正していくことが親である僕たちの役割なのではないでしょうか。


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